――海外で起きている犯罪は、いずれ日本でも――
2023年7月20日のコラム「119.夏の防犯対策 〜 路上でのひったくり・モーター音の小さい電動スクーターや電動キックボードに気を付ける」でも触れましたが、電動バイクを使った「ひったくり」は海外で深刻な問題として取り上げられています。
スピードと静音性を兼ね備えた電動バイクは、犯罪者にとって「逃走しやすい手段」として悪用されやすく、ロンドンやパリ、ニューヨークなど、各国で被害が急増しています。
そして残念ながら、海外で広まった犯罪手口は、数年遅れて日本でも起きる傾向があります。
実際、日本でも電動キックボードや電動バイクの普及が進むにつれ、交通ルール違反や無免許運転などのトラブルが増えており、一部では電動バイクを使ったひったくり事件も報告されています。
日本は治安が良いと言われていますが、犯罪者にとって「成功率の高い手口」があれば、同じような犯罪が模倣される可能性は十分にあります。
特に電動バイクは音が静かで接近に気付きにくいため、被害者が防御の準備をする間もなく、バッグやスマートフォンを奪われるケースが考えられます。
■被害を防ぐには?意識したいポイント!
・カバンは車道側に出さず、建物側・身体側にかける
・スマートフォンを手に持ったまま歩かない(“ながら歩き”は危険)
・細い道や夜道で、背後から接近する音がしたら一度振り返る
・自転車・電動バイクの速度が不自然に遅い、不自然に近いと感じたら距離を取る
特に電動バイクは、エンジン音がほとんどないため、静かに背後に近づくことができます。普段から「後ろから来る乗り物」に注意する癖をつけるだけでも、防犯効果は大きくなります。
■危機意識を持つだけで、防げる犯罪は多い
日本ではまだ大きな社会問題になっていない「電動バイクを使ったひったくり」。しかし、海外で問題化しているということは、日本でも同様の犯罪が増える可能性を示しています。
「まさか自分が…」と思った瞬間が、一番危険です。
外出時には、
・周囲の状況を見る
・カバンの持ち方を工夫する
・スマホを見ながら歩かない
といった、基本的な注意を心がけましょう。
自分の身を守るのは、日々の小さな意識から。
安全に暮らすための参考にしていただければ幸いです。 |