2022年10月31日、京都市中京区の路上で通行中の男性が現金が入ったカバンをひったくられる事件が発生しました。
容疑者は逮捕されましたが、興味深い供述をしています。

取り調べに対し、「生活費や遊ぶ金が欲しくてひったくりをしました。大阪や京都で20件くらいやりました」というありがちな供述をする一方、男性を狙う理由については「男の方が金を持っていると思ったから」と話しているということです。
通常ひったくりの被害に遭うのは女性が多いです。
女性は一般に力が弱く、荒事にもあまり慣れていない傾向にあるので、バイクなどで近付いて強引にいくようなのですが、今回のひったくり犯はひったくりの成功率を上げるよりも、成功後の中身の多さで目標を決めていたようです。
一攫千金というか短絡的というか、ひったくりという犯罪の中でも、傾向が変わりつつあるのかもしれません。

車道側にカバンを掛けないといった予防も大事ですが、バイクの音が後ろから近付いてきたら警戒する（これは交通事故防止にも役立ちます）、また、飲酒しているときは特に気を付けるなど警戒を怠らないようにしてください。