11月に入り、「ジョーカー事件」というのがネットやニュースで目にする機会があります。
最初は、10月31日に東京の京王線という電車で発生した事件で、映画のジョーカーのような服を着た容疑者が、刃物で乗客に襲い掛かり、さらに車内で火を点けるという事件でした。
丁度、ハロウィーンの夜ということもあり、最初は何かのイベントかと勘違いした人もいたようです。
ジョーカーの服も実はコスプレではなかったという話もありますが、とにかく、テレビなどでセンセーショナルに報道されたことで、
11月に入り、刃物を持って建物に侵入したり、電車でボヤ騒ぎ(放火ですが)を起こしたりと、模倣犯が続出しております。
この一連のジョーカー事件ですが、今のところ、死者は出ていません(2021年11月13日現在)。
犯人がいまいち杜撰の方法なせいもありますが、しかし、一歩間違えれば、大惨事になった可能性もあります。
凄惨な放火での殺人事件といえば、京都アニメーションでの事件、刃物を使った大量殺傷は秋葉原の事件が記憶に新しいところです。
今回の京王線で放火した容疑者は「運転免許証を持っておらず、購入時に店員に怪しまれると思った」と供述しており、京都アニメーションの事件を受けて、ガソリンを携行缶に入れての購入について身分証明書の提示や目的の確認が義務付けるといった対策が始まり、それが功を奏したわけです。
個人での防犯やセキュリティ対策は限界がありますが、もし、ジョーカー事件が発生すれば、どうしたらよいのでしょうか。
これは決まっていて、とにかく、逃げる。
これしかありません。
守る人(子供とか家族)が一緒にいないなら、とにかく逃げてください。
逃げ場が無いとか、皆が一斉に逃げて将棋倒しになると、そういったことはあるかもしれませんので、注意も必要です。
さて、街中で襲われてる事件では「ひったくり」があります。
日が暮れるのが早くなる秋・冬にかけて発生件数が増加するのですが、カバンを盗られまいと抵抗した結果、クルマやバイクに引きずられて、大ケガをする二次被害も結構多いのです。
なので、盗られたら下手に抵抗しない、また、そもそも、ひったくり犯に狙われないようにカバンを車道側に出さない、身体の前に抱えるように持つなどの工夫が大切です。 |