100.空き巣は減っていますが・・・コロナ禍でも空き巣対策

兵庫県は、ほぼずっと緊急事態宣言や蔓延防止措置が発令されているせいもあり、様々な刑法犯は前年よりも減少傾向にあり、空き巣や窃盗などの犯罪も減少しています。
10年スパンで見ても、平成22年の犯罪認知件数は8万件を超えていたのですが、令和2年は35,000件を切っています。
平成の最終年付近は微増傾向にあったのですが、令和に入ってから、更に減少傾向にあることから、防犯グッズや対策の進化以外にもコロナで在宅勤務が増えたり、犯罪者自体もある程度、コロナに影響されているのかもしれません。
空き巣が入りやすい家の特徴の一つに、電車沿線沿い・幹線道路沿いというデータがあり、空き巣犯も交通の便が良いところに行く傾向があります。

さて、犯罪傾向を見てるいると、ほぼ全ての犯罪が減っているにも関わらず、知能犯は増えていることが分かります。
オレオレ詐欺や給付金詐欺のような物が増えているのだと思います。
この世界でも、テレワークが流行っているのかもしれません。

また、コロナで換気を良くするために、窓や裏口ドアを開けているという事もあると思いますが、これも危険です。
静かな家であれば、気が付きやすいかもしれませんが、繁華街の店舗の裏口、厨房のドアなどを開放していて、そこから窃盗被害にあったという事例もあります。
顧客対応や調理などをしていると気が付きにくいですよね。

また、オークションサイトの充実や中古品買取のお店などが増えた事もあり、仕事用の倉庫から工具などの機器を盗まれるという事も起こっています。
防犯カメラの設置をしたり、鍵を厳重にかける、本当に大事なモノは置かないなどの対策をとりたいところです。

犯罪統計（県下の犯罪統計・重要犯罪・重要窃盗）

https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/seikatu/h_toukei/index.htm