最近、事業所・会社を狙ったメンテナンス詐欺が流行っているようです。
手口としては、分電盤のメンテナンス業者を装って普通にアポイントの電話してきます。
その後、作業員が来て、清掃作業を行います。
とはいえ、実際の作業は必要なのか不要なのかよく分からない作業を行い、数分の作業で10万円前後の金額を請求してきます。
支払いを拒否しようとすると、事業者間取引ではクーリングオフはできない等と言ってきます。
対策としては、まず、知らない業者を簡単に事業所に入れないことです。
相手の素性を調べる、事前に想定される金額を出させる、作業内容を見て他の会社(特に付き合いや繋がりのある業者)に相見積もりを取る、書面にはサインをしない等が必要です。
また、過去の裁判例では事業者でも特定商取引法の適用を認めた(大阪高判平成15年7月30日)場合もあります。 |