90.ピースサインの写真から指紋を複製されて指紋認証を破られる。

2017年も始まり、もうすぐ一か月を過ぎようとしていますが、早くもセキュリティ関連のニュースで、安心の根本を揺るがすかもしれない話題が飛び込んできました。
1月9日頃に、『ピースサインをした写真から指紋を盗まれる』というニュースが駆け巡りましたね。
フェイスブックなどのSNSに投稿したピースサインをした写真から、指紋を復元して、例えばiPhoneの指紋認証を破る事が出来る、という話にまで飛躍しています。
また、実際に、指紋を100％写真から取得出来なくても、一部を適当に復元したものでも、解除可能な場合があるとか。
そう考えると、非常に恐ろしい話です。
対策としては、当たり前ですが、物理的に指紋が映らないようにすれば良いだけです。
また、これまたニュースで流れた「バイオ メトリック・ジャマー」という指紋が写らなくなる技術を使うと安心です。
しかし、通常時の指紋認証の解除に困るような気もしますし、それを付けたまま料理をしたり、プールに入ったり出来るのでしょうか。
なんとなく、日常生活に困るような気もしますね。
現状では、手袋をしたり、わざわざ指紋を写真に撮られないように気を付けるのが対策となると思います。
あと、もう一つ思ったのですが、指紋は10指それぞれ異なるので、例えば、ピースサイン時に指紋が写りにくい親指、薬指、小指で認証登録するのはどうでしょうか。
しばらくすると、スマホなどであれば、自動で指紋を消して撮影するような機能が標準装備されるようになると思います。
そういえば、1月23日には「iPhone 8は顔認証システムが付くのでは？」というネットニュースもありました。
指紋認証錠は「ちょっとそこまでゴミ出しに」とか「趣味のジョギング時」に余計な荷物を持たないでよいという願望を叶えてくれる、とても素晴らしい事なのですが、もうしばらくは物理鍵は捨てれそうにありませんね。