20.年末にむけての防犯対策 |
本コラムも連載20回を迎えました。ここまで続けてこられたのも、ひとえに皆様のご愛顧あっての事とおもいます。
さて、20回記念なわけですが、今回もいつものように、鍵や地域防犯の事について書いていきたいと思います。
神戸市東灘区には、区が発行している「東灘コミコミ」という広報紙があります。
内容は、東灘でのイベントや公的なお知らせが書いてるのですが、地域の防犯や犯罪状況についての特集も行っていることがあり、また、その内容は読んで役に立つものなどで、その内容をご紹介すると共に、弊社からも防犯対策をご提案させていただきます。 |
■地域の防犯力 〜 東灘コミコミ9月号より |
東灘区では、市内9区の中で最もひったくりが多く発生しており、最近特に増加傾向にあります。また、子供たちへの不審な声かけ事案も引き続き報告されています。
みなさんのちょっとした努力や心がけで、防犯力が高まり、安心できるまちになります。被害の現状を他人事と思わず、できることから始めてみましょう。 |
【東灘区の「ひったくり」事件、発生の現状】 |
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・ひったくり注意報発令中 |
昨年よりも、ひったくり被害が増加しており、特に4月以上に急増しています。少しの心がけで防げる犯罪ですので、以下の事に気をつけましょう。 |
・被害にあった人 |
ほとんどが女性。50歳以上が約5割、20歳代も約2割 |
・犯行手口 |
バイク:56%
クルマ:14%
自転車:13% |
・区内の被害件数 |
平成19年1月〜6月:61件(前年比 18%増加)
内 4月〜6月:35件(前年比 134%増加) |
・発生時間帯 |
18時〜24時が発生件数の6割を占めています
※統計は、すべて東灘警察署調べ |
■これらのことから分かること |
女性の方は特に気をつけなければなりません。また、夕方から深夜にかけては、後方からバイク迫るバイクによるひったくりや、前方から、すれ違いざまに、ひったくる手口などに、注意しましょう。 |
■対策は? |
1.バッグは道路側にもたずに、たすきがけにする
2.自転車の前カゴには防犯カバーをする、カバンの上に雑誌などをのせる
3.人通りの少ない道を避ける、人通りが少ない道では、カバンを抱える。 |
■季節的にも危ない季節になってきました。 |
ひったくりは、薄暗くなってきた頃から行われます。これから年末・冬を迎えるにあたり、だんだん日没が早くなってきます。ひったくり発生時間の統計によると、春・夏の6時以降に事件が起こるを示していますが、これからは5時や4時くらいからも警戒を強めていかなければなりません。 |
【声かけ事案】 |
子供が被害に遭う事例は引き続き発生しています。 |
・平成19年1月〜6月:40件 |
ちかん:17件
露出:10件
声かけ:13件
※統計は、すべて東灘警察署調べ |
■対策は? |
子供たちに次のことを教えて、みなさんで守りましょう。
題して「いかのおすし」
・知らない人についてイカない
・オおごえをだす
・何かあったらすぐシらせる
・知らない人の車にノらない
・スぐ逃げる |
また、セコムのサービスや、緊急用のブザーなどを子供に持たせておくことも大切です。 |
■地域や学校の取り組み |
・わんわんパトロール隊 |
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愛犬家のみなさんに「犬のお散歩時のパトロール」をお願いしています。16年4月に発足し、現在は700人以上の人が登録し、治安工場にご協力いただいています。
毎月1・11・21日を「ワンパトの日」と設定し、隊員のみなさんと東灘警察署が合同でパトロールを実施しています。緑の手提げ(左記写真参照)が目印です。参加できる人は下記の東灘警察署までご連絡ください。
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・地域と共に学校もがんばります |
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区内の各地域では、青少年育成協議会や自治会、防犯グループのみなさんが中心となって子供立ちを犯罪から守るため、熱心なパトロール活動が行われています。
これに加えて、区内の全ての公立幼稚園・小学校・中学校・高校の管理員や先生も、校区内を自転車で巡回するなど見守り活動を行っています。
そして、全市では初めて巡回時に区内の学校で統一した帽子(下記イラスト参照)を作成し、それをかぶって、わざと目立つようにパトロールをすることになりました。これにより、地域各団体の活動との相乗効果で、地域全体での防犯意識を更にたかめて、犯罪抑止につながっていくことをめざしています。
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東灘警察署:078-854-0110
区まちづくり推進課:078-841-4131 |
参考資料:東灘コミコミ9月号 |