新生活が始まりましたが、新居の防犯対策は万全ですか?
引越しの季節である3月も終わり、いよいよ4月から新居にて新しい生活を始めた方も多いのではないでしょうか?
家族単位での新生活はもちろんなのですが、特に防犯・空き巣対策を十分に行わなければならないのは、新しい家で一人暮らしを始めた方々です。
なぜなら、昼はお仕事で家を留守にしているからです。
空き巣は、人の居る家よりも、人の居ない家、人気(ひとけ)の無い家をターゲットにします。
新生活のスタートと同時に、新たな防犯対策を行いましょう。
1.補助錠を付ける
ドアに補助錠を付けます。
いまや、1ドア2ロック(1つのドアに2つのカギをつけること)は、防犯対策上は普通の事になっています。
とくに、「CPマーク(参考:コラム 8.安全・安心は『CP錠』から)」のついた錠は、不正な開錠までに5分以上の時間を稼ぐ事が出来るので、空き巣対策には非常に効果的です。
なぜならば、多くの空き巣は、開錠に5分以上かかると、ターゲットを諦める傾向が高いからです。
2.ドアの郵便受けもチェック
最近、大阪で流行っている手口の1つに「郵便受け落とし」という手法があります。
有名な「ピッキング」や「サムターン回し」のように、「スマート」な方法ではなく、なんと、ドアの郵便受けを、部屋側にムリヤリ落としてしまい、手が入る隙間を作って、開錠してしまうという手口です。
これに対しては、例えば、郵便受けの所から手を伸ばしても届かない位置に、補助錠を取り付ける。
または、郵便受けを頑丈なモノに取り替えるといったことで、対策が可能です。
3.窓にも補助錠(参考:商品紹介 アルファ社 貼ってガード)
ドアの対策が万全でも、空き巣は、他の隙を突いてきます。
マンションであれば、廊下側の窓や、非常階段や雨トイを登ってベランダの窓から侵入しようと試みます。
なので、窓用の補助錠の取り付けが必要です。
また、窓に不自然な振動が加わると、センサーが反応して音や光を出す装置もありますが、あまりに値段が安いものや、性能の悪いものを設置すると、誤作動を起こしやすいので、近隣の方への迷惑になります。
なので、必ず、専門家にお問い合わせください。
4.シリンダー取替
今、あなたの住んでいる家のカギは、あなたが初めて持ったわけではありません。
新築の場合でも、鍵屋、不動産屋、管理会社や大屋さんが持った後に、あなたが持っているわけです。賃貸物件の場合なら、それらに加えて、以前の住民もカギを持っていました。
もちろん、多くの家は、あなたが入居する直前にシリンダー交換を行っているのですが、中には、ずさんな管理をしている所もあります。
また、2007年東京では、大家さんが住居に侵入し空き巣を行うという前代未聞のショッキングな事件が発生しました。
これらの事から、住民主導のシリンダー交換という選択肢も、必要となってきているのかもしれません。
ただし、多くのマンションや賃貸物件は、シリンダー・鍵の取替えや、補助錠の追加設置を行う前に、大家さんの許可や、住宅総会の承認が必要な事が多いです。
また、費用も、住民負担になる事もあります。
しかし、両面シールで取り付けることのできる防犯グッズなど、様々な防犯用の装置がありますので、一度、弊社にご相談ください。
これらが入居の際のチェックポイントです。
最後に・・・
空き巣は「音」や「光」を嫌います。
・・・サーチライトや音の出るセンサーの取り付け
また、「時間」が掛かるターゲットを嫌います。
・・・CP規格の錠・補助錠の設置(参考:コラム 8.安全・安心は『CP錠』から)
そして、「人の目」を嫌います。
・・・お隣さん、近所の方との連携、監視カメラの設置(ダミーでも)
これらの点を踏まえて、防犯対策をしていきましょう。 |